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東京出張3

夜は東京在住の友人とビアガーデンで飲んだ。

ビルの屋上にある典型的なビアガーデンだ。
サーバーから注がれるビールは
泡を溢れさせ、割り箸かなんかでジョッキの口を
水平に切り、余分な泡を落とす。

はじめの一杯は美味しかった。
しかし、飲み進んでいくにつれ、
もう、いいやという気になってくる。

ビールはなんだか薄く、
つまみは脂っこいものばかり、
もっと美味しいビール、
もっと美味しい料理が食べたいよー。

そもそも長老はあまり沢山は飲めないので、
「量より質」と言う感じだ。
せめてビアホールでモルツかエビスが飲みたい。
BARでギネスの超音波製泡を飲みたい。

といいながら、ビールをお代わりする長老。
つまみをバクバク食べる長老。
言っていることと、行動が矛盾する。
それがナベの会長老。
いいかげんキャンプ集団の長老であった。

結局、ビアガーデン閉店間近までいて、
あたりがガランとするまで飲んでいた私たち。
長老は飲み足らず、もう一軒と言う。

新宿に住む友人が大久保で飲もうと言い出し、
歩いて向かった。
しかし、目指す店は閉まっており、
近くの別の店へ。

名前は忘れてしまったが、裏道を歩きその店に着いた。
自分で帰れと言われても、ホテルまでたどり着けるかどうか
わからないようなところだ。
地元の人にとってはなんでもない場所だろうが、
さいはての地からやってきた長老にとっては、
闇の中の知らない街だ。

初めての街は夜はわからない。
目標となる建物も見えず、
道を尋ねられるような通行人もいない。
友人の後をチョコチョコついていくだけだ。

メニューを見ると、ジュネバがある。
早速オーダー。
ロックで冷たいジュネバは、遠いオランダの
歴史を夢想するにぴったりの味だ。
後味もよく、安っぽいビールで緩んでいる
胃袋を締めるのにちょうどいい。

しかし、もう一杯は何を飲んだのか思い出せない。
カクテルを頼んだような・・・
スコッチをたのんだような・・・
2杯飲んだような・・・

とにかく、その店では疲れていたこともあって、
少し酔ったような気がする。
帰り道は高架沿いに歩いて新宿駅近くのホテルに向かう。
知らない街の夜の景色は面白い。
閉店後のいろんな店があり、昼間では気がつかないような
ことも知ったりする。

とぼとぼ歩いていると、探偵養成所があった。
一体何を勉強するのだろう。
入学したい気持ちが少しだけわく。
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新宿の職安の前にホームレスが寝ていた。
翌朝、日雇いの仕事でも見つけるのだろうか。
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ダンボールに包まっているが、
アレは意外といける。
長老も昔、地方都市の繁華街の外れで
ダンボールに包まったり、
ヒッチハイクの旅先でも同じようなことを経験した。
断熱、緩衝に優れているのだ。

トイレに行きたくなり大久保病院に立ち寄ったら、
守衛に追い返された。
とほほ・・・。
by blackcat1996 | 2006-07-03 23:07 | 日常
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