続・東京出張2

久しぶりに会った友人は昔と変わらぬ表情であったが、
全体的にやはり落ち着いた感じというか、
オヤジになったというか、
言葉に表しようがない年月の経過を感じさせた。
タバコを吸うしぐさにも、どことなく疲れたような哀愁が漂っている。
家に帰れば3人の子がいる彼であるが、
家庭で子供にはどのような父親を演じているのか想像もつかない。

友人の提案で新大久保界隈で韓国料理を食べることにした。
長老の地元では韓国料理の店はほとんどない。
新大久保で韓国料理を食べるのは2回目だが、
何度でも通いたくなるような雰囲気の街である。
歌舞伎町のホテル街を抜け、職安通りに出て、
路地に入ったところにその店はあった。

友人は以前にもその店に来たことがあるようで、
慣れた様子で席につき、店員と話す。
韓国料理はお気に入りとのことで、
以前勤務していた大阪で味を覚えたらしい。
「長老よ、ボッサムって知ってるか?」
「知らん。」
「じゃあ、頼もう。美味しいぞ。」
「任せるよ。」

キムチをつまみにして、キュウリ酒を飲みながら待つこと10分。
ようやく、ボッサムらしきものが到着。
食欲をそそるような、メニューだ。
白菜の水キムチらしきものに、茹でた豚肉とキムチと
薬味(松の身、アミの塩辛、ニンニク)を包み込み、
いただくというものである。

一口で頬張る。
キムチの辛さに豊潤な豚肉の旨味、
そしてそれらを包み込む白菜のまろやかさが一体となり、
口腔内を満たす。長老は何も言わず、何も言えず、
ただ咀嚼するのみ。ニンニクの刺激も鼻腔を刺激し、
唾液を分泌させる。

食べるという、動物としての本能を思い出させてくれる食べ物である。
たとえ、手がキムチで汚れようと、
テーブルに白菜の汁がポタポタこぼれようと、
長老の手は白菜で包むことをやめようとはしない。
ニンニク臭が翌々日まで残ることの可能性を推測する余裕もなく、
ただひたすらに頬張り続けた。

キュウリ酒を飲み干してしまったため、
長老お気に入りのマッコリを頼む。
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数年前にテレビでその存在を知り、
焼肉屋に行くときは必ず注文する。
韓国料理屋ではなおさらだ。
その白濁した韓国製濁り酒はまろやかで喉をすべるように通過していく。
キムチにびっくりした胃をやさしく保護するに違いない。

しかし、はじめに飲んだキュウリ酒も面白い。
韓国の蒸留酒にキュウリを切って
漬け込んでいるみたいだが(ただ入れているだけかもしれないが)、
見た目涼しげで爽快な気分になる。
今回初めて味わったが、まさしくキュウリの味である。
クワガタ虫になった気分?
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(カムジャタン:この写真はその店のHPから)

酒もマッコリに替わったところで、料理もカムジャタンを追加。
これは韓国風豚骨ジャガイモなべで、
ナベの会の長老としてナベ料理の真髄を追求している身として、
大変参考になったナベである。
豚骨が食べにくかったのが難ではあるが、
じゃがいもが唐辛子の風味を吸収し、食がすすむ一品である。

懐かしい話題や社会問題をつまみに、
マッコリのとろける味にしばし酔いながら、
新大久保の夜はふけていくのであった。
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# by blackcat1996 | 2006-07-25 21:29 | 日常

分校キャンプ2006 その1

今年も分校キャンプの時期がやってきた。
テントを張って、野営はしないので
キャンプというのはおこがましいのだが、
気分は「分校キャンプ」である。
(ナベの会での正式名称は「分校合宿」である)

この分校キャンプも長老の記憶違いでなければ
今年で9回目を迎える。
参加メンバーも初期の参加者と後期の参加者では
顔ぶれも違ってきている。
基本的には私長老と会長T君が中心になって開催し、
その年の参加を会員に呼びかけている。

1997年に始めた頃には
こんなに長続きするとは思えなかった。
はじめは冗談で「いずれは子連れで参加だな」とか
言っていたのだが、
そんな参加者がすでに複数出ている状況で時のたつのが
早いことをあらためて感じる。

それでは荷物もまとめたので
出かけるとしよう。
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6、7年前に購入した35リットルのミレーのザック
使う頻度はそんなにはないが分校合宿にはかかせないものとなっている。
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# by blackcat1996 | 2006-07-22 12:44 | 野外活動

続・東京出張1

再び、東京へ出張へ行ってきた。
今回はいつもよりホテルパックのグレードを上げ、
少しいいホテルに宿泊した。
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京王プラザホテル。
まともに宿泊しようとすると、
貧乏サラリーマンの薄給ではちときつい。
まさにパックのなせるわざである。

客室数も多ければ、建物も大きく、
本館と南館に分かれている。
新宿西口に面しており、交通の便がよく、
ショッピングにも都合が良い。

1日の仕事を終えた長老は
疲れきった体を引きずるようにして
フロントへたどり着いた。

チェックインを済ませると、
ベルボーイとベルガールが荷物を運び、
部屋まで案内してくれる。
夜の天気や地下鉄の乗り場等を
訊ねると、きちんと回答してくれた。
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客室はツイン。
長老が選んだプランでは
宿泊する部屋はツインのシングルユースであった。
広くていい。
部屋の設備も今まで宿泊してきたホテルより
整っている。

いろんな国の宿泊客も多いのであろう。
英語で書かれたイエローページがおいてある。
あと、日本の文化を紹介した装丁もきちんとなされている
冊子もおかれていた。
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開くと、フランクミューラーの時計の広告が
さりげなく高級感をアピールしている。
私たち日本人が普段接しないような古来からの伝統文化の
紹介写真が掲載、説明され、日本人でも
十分楽しめるのではなかろうか。
長老もギネス片手に眺めていた。
(このホテルのコンビニにはギネスがおいてあった。良いことだ。)

さて、今夜は高校時代の友人と
およそ11、2年ぶりに会う。
どんなオヤジになっていることだか・・・。
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# by blackcat1996 | 2006-07-21 23:52 | 日常

東京出張6

竹久夢二美術館を後にした長老は
タクシーで浅草へ向かった。

美術館を出るときに、
入るときと同じ位置に同じような格好で
一匹の猫がいた。
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夢二の絵の中の猫なのか。
美術館を守っているかのような様子であった。

浅草ではいつものごとく、
場外馬券売り場近くの飲み屋街の
半分屋台みたいな店で、午後3時くらいから飲んだ。
昼から開店しているとはありがたい。

この店の道路に出しているテーブルの
席につき、ホッピーと肉じゃがと焼き鳥を頼んだ。
同行者は生ビールを頼んだが、
ここはあえてホッピーだろう。
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浅草はいい街だと思う。
いろんな人が徘徊する
この街の雑然とした表情が好きである。

結局、2時間ほど楽しんだ後、
羽田空港へ向かった。
かくして長老の楽しい出張は終わりを告げた。


追伸
先日の連休にキャンプに行って
疲れがたまっているところ、
明日からまた東京出張だ。
お金がないのであまり遊べないが
せっかくなので楽しんでこよう。
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# by blackcat1996 | 2006-07-19 23:07 | 日常

東京出張5

中野を後にした長老は谷中へ向かった。
ナベの会東京支部K君から一度言っておくといい、
と助言されたからだ。
私が好きな猫もいるらしい。

千代田線で根津駅へ。
道を渡れば谷中界隈に着くが、
同行者のM君が根津神社という歴史がある
神社があるので立ち寄りませんか、と言う。

長老も神社仏閣に関しては多少の興味があるため、
承諾し、神社へ向かう。

道がよくわからなかったが、神社裏手から入る。
右手に稲荷がある。
駒込稲荷、もう少し歩くと乙女稲荷。
乙女稲荷には小さな赤い鳥居が沢山並んでいた。
よく映画やサスペンスで見かけるような鳥居だ。
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順々にくぐっていく。
妙な気分。
鳥居1柱奉納するのに、数万円と案内されていた。
(正確な奉納料は忘れた・・・)
同行者M君に「ナベの会でも奉納するか?」と
話しかけるも、「また長老の戯言か・・・」と
軽く無視された。
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そして本殿に到着。
門や本殿が国宝に指定されていると言う。
しかし、長老にはその価値は分らないまま。
境内では何かの工事がなされており、
また今年の秋には現在の地に
遷座(御神体を移すことらしい)して300年が経過し
大祭が行なわれるらしい。

興味がある。
大学1年の時、社会学の研究室に入り、
フィールドワークにいそしんでいたときの、
血が騒ぐ。

参拝を済ませた後は、竹久夢二美術館へ行く。
高校生の頃、竹久夢二の画集みたいなものを
見て以来のファンである。
「長崎十二景」などは異国情緒漂う在りし日の長崎が
描かれていてとても大好きだ。

美術館を訪れて分ったのは、
美人画以外に沢山の仕事をしているなあ、ということである。
もちろん、そんなことは前から知っているが、
なかなか作品を見る機会は少ない。
今回、いろんな種類の作品を見て、
足を伸ばした甲斐があったなあ、と思った。
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絵はがきを購入。
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# by blackcat1996 | 2006-07-09 18:21 | 日常

七夕

今日は七夕。
あいにくの雨でお願い事も水に流されそうである。

この日は長老にとって、
結婚1周年の記念日でもある。
職場の人にも指摘された。

長いようで、短かった1年間。
作法も違えば、考え方も違う。
何とかうまくいくものだ。


七夕を過ぎると、もうすぐ梅雨明けだ。
昨年の梅雨明けは、
ちょうど披露宴の日であったように記憶している。

梅雨が明けたら・・・
とはじめに考えることは
田舎の廃校となった分校でのキャンプである。
今年もまた新メンバーを迎え、
分校がナベの会を待っているだろう。

頼む!15日までに梅雨明けしてくれ。
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職場の近くで見つけた七夕飾り
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# by blackcat1996 | 2006-07-07 23:22 | 日常

東京出張4

翌日、遅く起きた長老は中野に向かった。
中野ブロードウェイが目的地だ。
さまざまなマニア向けの店舗が出店しており、
海外からのオタクツアーはここと秋葉原をめぐる内容となっているという。

長老もいくつか気になるお店を発見した。
その中でもお気に入りは「タコシェ」である。
自主制作の本やミニコミ誌、CDなどを扱っているお店で
サブカルチャーのにおいがぷんぷんするところである。

長老もこういうのに興味があった高校や大学時代に
出会いたかったお店である。
このインターネット全盛の世界で、
数少ない手触りがある、リアルな媒体を扱っているという面では
本当に賞賛に値する。

手にとって、感じる世界。

パソコンのモニターを眺めるよりは
健康によさそう・・・。
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購入した本は「野宿野郎」
「人生をより低迷させる旅コミ誌」とのこと・・・
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# by blackcat1996 | 2006-07-05 20:25 | 日常

東京出張3

夜は東京在住の友人とビアガーデンで飲んだ。

ビルの屋上にある典型的なビアガーデンだ。
サーバーから注がれるビールは
泡を溢れさせ、割り箸かなんかでジョッキの口を
水平に切り、余分な泡を落とす。

はじめの一杯は美味しかった。
しかし、飲み進んでいくにつれ、
もう、いいやという気になってくる。

ビールはなんだか薄く、
つまみは脂っこいものばかり、
もっと美味しいビール、
もっと美味しい料理が食べたいよー。

そもそも長老はあまり沢山は飲めないので、
「量より質」と言う感じだ。
せめてビアホールでモルツかエビスが飲みたい。
BARでギネスの超音波製泡を飲みたい。

といいながら、ビールをお代わりする長老。
つまみをバクバク食べる長老。
言っていることと、行動が矛盾する。
それがナベの会長老。
いいかげんキャンプ集団の長老であった。

結局、ビアガーデン閉店間近までいて、
あたりがガランとするまで飲んでいた私たち。
長老は飲み足らず、もう一軒と言う。

新宿に住む友人が大久保で飲もうと言い出し、
歩いて向かった。
しかし、目指す店は閉まっており、
近くの別の店へ。

名前は忘れてしまったが、裏道を歩きその店に着いた。
自分で帰れと言われても、ホテルまでたどり着けるかどうか
わからないようなところだ。
地元の人にとってはなんでもない場所だろうが、
さいはての地からやってきた長老にとっては、
闇の中の知らない街だ。

初めての街は夜はわからない。
目標となる建物も見えず、
道を尋ねられるような通行人もいない。
友人の後をチョコチョコついていくだけだ。

メニューを見ると、ジュネバがある。
早速オーダー。
ロックで冷たいジュネバは、遠いオランダの
歴史を夢想するにぴったりの味だ。
後味もよく、安っぽいビールで緩んでいる
胃袋を締めるのにちょうどいい。

しかし、もう一杯は何を飲んだのか思い出せない。
カクテルを頼んだような・・・
スコッチをたのんだような・・・
2杯飲んだような・・・

とにかく、その店では疲れていたこともあって、
少し酔ったような気がする。
帰り道は高架沿いに歩いて新宿駅近くのホテルに向かう。
知らない街の夜の景色は面白い。
閉店後のいろんな店があり、昼間では気がつかないような
ことも知ったりする。

とぼとぼ歩いていると、探偵養成所があった。
一体何を勉強するのだろう。
入学したい気持ちが少しだけわく。
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新宿の職安の前にホームレスが寝ていた。
翌朝、日雇いの仕事でも見つけるのだろうか。
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ダンボールに包まっているが、
アレは意外といける。
長老も昔、地方都市の繁華街の外れで
ダンボールに包まったり、
ヒッチハイクの旅先でも同じようなことを経験した。
断熱、緩衝に優れているのだ。

トイレに行きたくなり大久保病院に立ち寄ったら、
守衛に追い返された。
とほほ・・・。
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# by blackcat1996 | 2006-07-03 23:07 | 日常

東京出張2

会議にギリギリ間にあった長老は、
その後の会議後半での意見交換会で
積極的な意見を出し、議論をすすめ、
その役割を全うした。

蕎麦のパワーに感謝している。

会議終了後、すぐその日の宿がある新宿に向かった。
出張のときはいつも新宿泊になる。
思えば、今の職場に来て初めての東京出張の際に
当時の係長が「宿は新宿がいい」の一言に
素直に従ったのがきっかけだ。

会社の決まりで、安い出張パックから
選択しなければいけないため、
宿泊先のホテルは限られる。
サンルート東京、セントラルホテル東京、
新宿プリンスホテル、ワシントンホテル本館、
ホテルセンチュリーサザンタワーを渡り歩く。

サザンタワーが一番気に入った。
ここは同居人と旅行に行った際に宿泊したホテルで、
見晴らしがとてもよい。
そこで今回の出張で利用することとなった。

会議で疲れた体を引きずりながら、
20階のフロントまで行く。
チェックインを済ませ、エレベーターに乗る。
目的階に到着すると、早速缶ビールを購入。

客室へ入ると目の前に新宿御苑が広がっていた。
眺めがいいと、気分がいい。
特に見下ろす景色が解放感があって、
翼があったら羽ばたきたいくらいだ。

ビールを冷蔵庫にしまい、シャワーを浴びる。
冷房の温度は低めに設定。
長めのシャワーを終え、
さっぱりした体に冷房が気持ちいい。
ベッドに大の字になり、大きく伸びをする。

そして、冷蔵庫の扉を開けた。

プシュッ!
心地良い音が部屋に小さく響く。
よく冷えたビールが渇いた喉を通り過ぎる。

しあわせ・・来て良かった。

まだ、17時過ぎ。
職場の仲間はまだ労働にいそしんでいる。
そう思うと、いっそうビールが美味しく感じられ、
眺望を背景にビールを撮影し、
職場の先輩にメールで送信。

いやな後輩だなあ・・・。
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# by blackcat1996 | 2006-07-02 18:08 | 日常

東京出張

久しぶりに東京出張に行って来ました。
10ヶ月ぶりです。

午前中に東京へ着かなければならなかったため、
朝早く起きて、空港へ行きました。
飛行機の中ではipodで音楽を聴いていましたが、
いつの間にか寝てしまい、3人がけの席の真ん中に
座っていたため、目が覚めたときには、
頭が横の人の座席の背もたれまで
進入していました。
さぞ迷惑だったでしょう。

昼ごはんは乗換えで中途下車した秋葉原で食べました。
ヨドバシカメラ近くの「仙波」という蕎麦屋で
名物の「くるみそば」をいただきました。
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(少し食べてから気づき写真を撮る)

蕎麦はつるりとした感触であり、くるみを練りこんでいるらしい。
汁がくるみだれになっており、未知の味。
ごまだれのような感じである。

これが蕎麦の麺とよく合って、独特の美味しさをかもし出している。
最後は蕎麦湯で汁もいただく。
ご馳走様でした。

結局、美味しかったものの、量が足りず、神田の方まで足を伸ばし、
以前店舗改装中で入れなかった、「まつや」に行く。
扉を開けると、客でいっぱい。
入り口近くに空いた席を見つけ、もりそばを注文。
甘めの濃い汁を味わいながら、
東京へきたんだなあ、と実感したのでした。
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(写真を撮れる雰囲気ではなかったため、東京蕎麦食というHPから
写真引用しました。このHPをガイドに蕎麦探訪をしている)

おかげで出張の目的の会議が開催されるホテルに到着したのは、
会議が始まる直前でした。

やれやれ。
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# by blackcat1996 | 2006-06-30 20:56 | 日常